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  • 執筆者の写真池永敏之

当期純利益額と現預金残高は一致しない

更新日:2022年8月10日



 30数年前に簿記2級や1級販売士、中小企業診断士の1次試験に合格しましたが、難しいことはすっかり忘れました。しかし有難いことに基本は身についていて、いま、事業協同組合や個人事業主の帳簿作成や決算、確定申告のお手伝いをしていますが、数字が合わないといった問題に直面する都度、過去の知識が蘇り、解決できています。


 複式簿記が難しいのは、現金主義ではなく、発生主義によるためです。


 企業間では現金取引はまれで、20日締めの翌月末払いなどの掛け取引がメインです。仕入代金の後払いは「買掛金勘定」で支出計上し、売上代金の後払いは「売掛金勘定」で収益を計上します。いずれも現金が動かない伝票上の操作なので、大変分かりにくいです。


 5年分の保険料50万円を一括支払いした場合は、初年度の保険料10万円を経費とし、残りの40万円は「前払保険料」としておき、毎年、10万円ずつを「保険料(経費)」に振り替えます。このため、決算をして当期純利益が100万円出たとしても、現金が100万円あるわけではありません。


 売り上げがあっても大半が売掛金で、その決済より早く仕入代金の支払い期日を迎え、期日に現金がなかったら、黒字倒産となります。


 このため資金繰り表による現預金の管理が大切です。銀行借り入れも必要な期間だけにしないと、金利が無駄になります。残高試算表とともに資金繰り表(実績)を毎月作成し、将来の資金需要の予測に役立てることです。


 資金繰り表やキャッシュフロー計算書について質問のある方はお問合せください。エクセルのテンプレートをお送りします。


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