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  • 執筆者の写真池永敏之

顔面けいれん

更新日:2022年8月10日




1. コロナの猛威が白井にも

 6月に昔の同僚2人と茅場町のイタリアンで会食したとき、 2人ともコロナにかかって1週間程高熱が続いたと聞き、東京の感染拡大に驚いたものだが、2ヶ月を経て白井も同じような状況になってきた。白井市の毎日の感染状況は、一桁からせいぜい二桁だったものが三桁になっている。千葉、船橋、市川、松戸、柏の首都圏組は千人前後となってきた。


 先週の28日に白井市内の事務所で仕事関係者の4人にお会いしたが、そのうちの一人は娘さんがコロナに感染し、濃厚接触者であるため1時間ほどで早めに帰った。しかし昨日、残り3人の内の1人がコロナの陽性になったとの連絡を受けた。濃厚接触者の方から感染したのだろうか。


 私は29日に4回目のワクチンを接種したが、熱はないものの倦怠感や咳のため昨日の午前中にかかりつけ医で診察してもらい、薬を飲んでいる。検査はしていないが、私もコロナにかかっているのかもしれない。この医院では、熱や咳といった風邪の症状のある患者は診察を断わっていた。私は咳が出ていないにもかかわらず、「気管支がムズムズして倦怠感がある」と自己申告しただけで、暑い中を待合室に入れてもらえず、40分間も外で待たされた。


 コロナは、まるでバッタの大群が押し寄せるような勢いで広がっているようだ。県によっては、病床数が逼迫し、手の付けられない状況となっている。感染防止と経済の再生という相反する課題にどう取り組んでいくか、まさに全国民の知恵が問われていると言えるだろう。



2. 顔面けいれん


 自分の意思に反して、勝手にまぶたがピクピク、ギューッとけいれんし、目を開けていられなくなってしまうのが顔面けいれんだ。起きている時の1/3くらいが右目を閉じている状態になってしまった。辛うじて薄目は開けていられるが、この状態では目がパチパチしてしまうので、新聞などは右目をつぶって左目だけの方が良く読める。


 10年以上前から兆候があったが、その時は下まぶたがピクピクするくらいで、人に指摘されることはあっても、生活に支障はなかった。寝不足や神経疲労が原因だろうと思っていた。


 昨年の6月にかかりつけ医の先生が気に掛けてくださり、千葉白井病院の脳神経外科に紹介状を書いてくれた。病院では脳のMRI検査を行った後、耳の後ろの太い血管が神経にくっつき、圧迫していることが原因であること。私の場合は症状がかなり進行しており、このままだと目を開けていられなくなってしまうだろうとの説明を受けた。


 治療法は3つ。まずは投薬。神経の興奮を和らげる薬だが、これで治った人はいないという。次はボツリヌス菌注射。痙攣が起きる部位に注射をし、ボツリヌス菌によって筋肉の働きを弱めるもの。効果は約半年しかなく、何回も治療を繰り返すとその部分だけ無表情になり、顔の印象が変わってしまうという。また、私のように症状が進行した患者には効果が薄いそうだ。


 最後は手術。耳の後ろに10円玉位の穴をあけ、そこから器具を入れて血管と神経をはがすのだという。この方法だと、9割以上が回復するらしい。しかし、ごくまれにだが、近くに聴覚神経が通っているので、これを傷つけると耳が遠くなる恐れがある。また、手術は全身麻酔で4時間ほどかかり、入院は1週間くらいとのこと。


 千葉白井病院の脳神経外科の担当医師は、印西市にある日本医科大学千葉北総病院の顔面けいれんが専門の先生で、多くの手術を手掛けており、千葉白井病院では月に1回だけ診察されている。信頼できる先生が近くにいてくださるのは心強いが、命に係わる病ではなく、片目がパチパチして煩わしいというだけでは「全身麻酔」「4時間」「聴覚損傷の恐れ」「頭蓋骨に穴をあける」という不安を跳ね返すほどの決心ができずにいる。


 結局、「もう少し様子を見よう」という方に逃げてしまうのが私の悪い癖だ。


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